空飛ぶ車いす
MENU 日社済ホームページへ 空飛ぶ車いすとは? ボランティアリレー体験 フォトレポート
実施校等紹介 ボランティア募集 申込フォーム よくあるご質問
ミャンマー国旗 ミャンマーからのフォトレポート

2018年1月
AAR Japan[難民を助ける会]ヤンゴン事務所 中川 善雄 様

【AAR Japan[難民を助ける会]ヤンゴン事務所からのご報告】


テッ・テッ・ラインさん

お持ちくださった車いすですが、車いすのサイズに合い、必要性が高い方を探し、2015年8月に理容美容コースを卒業した、テッ・テッ・ラインさんへお渡しいたしました。

私が受け渡しに立ち会い、テッ・テッ・ラインさんから話も聞くことができましたので、私から報告いたします。

テッ・テッ・ラインさん(31歳)は、ポリオという病気に感染した後遺症で、両足に障がいがあり、普段の生活に車いすは欠かせません。実家はバゴー地域という場所にあり、両親、8人兄姉妹です。

元々、車いすを持っていましたが、長年使用していたため、2017年7月に前輪キャスターが壊れ、車いすを使うことができなくなってしまいました。テッ・テッ・ラインさんの村では、ある家で、家族が車いすを使っていたものの、その方が亡くなったため、車いすが1台余っていました。テッ・テッ・ラインさんは、その車いすを借りて使っていたものの、サイズが大きすぎて使いづらかったそうです。2017年1月、結婚のためにバゴー地域からヤンゴンへ出てくるのを機に、車いすを返すことになりました。車いすがなくて困っていて、職業訓練校の理容美容コース教員へ連絡があり、古田様がお持ちくださった車いすをお渡しすることができました。

テッ・テッ・ラインさん、2015年8月に職業訓練校を卒業して、2016年3月から自宅で美容院を開いて働いていました。お客さんへカットやシャンプーをして、約1万5千円/月の収入を得ていたそうです。テッ・テッ・ラインさんにとって、理容美容の仕事に車いすは欠かせません。ヤンゴンへ出てきて、今は働いていませんが、またお店を開きたいと話していました。

テッ・テッ・ラインさんからのメッセージです。 「車いすを運んでくださり、ありがとうございました。とても嬉しいです。中古の車いすと聞いていたので、傷んでいるのかと思いましたが、とてもきれいで驚きました。前の車いすはサイズが大きく使いづらかったですが、 受け取った車いすは、体に合っていてとても使いやすいです。ありがとうございました。」

改めまして、車いすを運んでくださり、ありがとうございました。 テッ・テッ・ラインさんの生活が大きく変わりました。心より御礼申し上げます。

もし、当会の活動等にご関心がありましたら、ニュースレターやメルマガをお届けすることもできますので、気兼ねなくお知らせください。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

理容美容コース教員(左)とテッ・テッ・ラインさん(右)